フィリピンでRelax

イゴロット族と共に過ごした日々。 フィリピンでのよもやま話。ルソン北部の情報交換の場になればと思います。

2006.07.14 Fri

石階段を作る(その2) [フィリピンGuinang]
石階段を作るには、何種類かの大きさの石が必要になってくる。
当然下の方は大きめの石を、上の方に行くに従って、
小さな石を使っていく。
ただ、闇雲に石を集めてもバランスが取れないから、
一番上に来る石と下に来る石の大きさを先に決めてしまい、
その中間の石を何種類かの大きさに分けて大体の数を決め集める。
これで、石を無駄なく集める事が出来る。
山道を無駄な往復をしなくて済むというのは、すごくありがたい。

通常は石の形を生かして積み上げて行くのだけれど、
次に乗せる石とのバランスがどうしても取れない場合、
断面をカットする事もあるのだけれど、
結果割れてしまう事も多いので、
なるべく自然な形のまま使用し、どうしても合わない所は、
残った石をとりあえず割ってみる。
それでも、合わない場合は再度その部位にあった石を探して来るといった感じで進めていく。
石と石の間の目地はモルタルを使用して固める。
一度に全部を作るのは大変なので、これらの工程を何度かに分けて作って行く。
石垣を作る場合はその工程が幾度にも分けて作られて行く。

学生の頃に建築現場でアルバイトをしたのだけれど、
その当時は左官から土木、鉄筋に型枠まで何でもやった。
学校で習った事は、ここではあまり役にたたなかったけれど、
アルバイトで得た経験は非常に役にたった。
階段造りでは、モルタルの作り方、石の担ぎ方、モルタルの詰め方、
工程、ノミを使った石のカットの仕方。
父さんも満足そうに見ていたからそこそこ役にたてたのではないかと思う。

モルタル詰めでは、水気を少し多めにしてやると仕上がりが非常に綺麗に見える。
残念ながら小手は無かったので、なるべく滑らかな木の板を探してきてそれを代用した。

どの家庭もそうだけれど、ちょっとした大工仕事は各々の家庭でこなさなければならない。
現金収入が少ないので、大工に頼む工賃を節約しなければならないからだ。
そういった訳で、大工仕事は覚えておくと損は無い。
それから、紐の結び方やナイフの使い方なんかもすごく役に立つ。
加工してあるものを使って何かを作る日本とは違い、
加工から自分達でやらなければならないケースが非常に多いので、
しばらく居ると、そういった事も自然と覚えなくてはならなくなる。
習うより慣れろ。見て盗めという昔ながらのスタイルが日常に溢れている。
思いもよらない知恵に出会う場面もまた度々あった。
機会を見てその時の事を書きたいと思う。

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2006.07.14 Fri

石階段を作る [フィリピンGuinang]
山間部にあるGuinang村の家は石階段で道から家通りから通りへと繋がっている。
幅はそれぞれ違うけれど、公共部分は人が1人やっとすれ違う事が出来る位の幅。
道から家までの階段はそれぞれの家庭の事情により広かったり狭かったりといった感じ。
日本で言う所の格のような物で、一種のステータスにもなっているようだ。
裕福な家は幅広く長い階段を。あまり裕福で無い家は必要最低限の幅のみを確保するといった感じだ。
何故かというと、使用するモルタルの量が変わってくる。

又、階段を使用するという事は、家自体一段低い部分に平地を作り建つ事になるので、当然土留めをする為の石垣も必要になってくる。
この石垣は野積みという手法と思われ、石垣の断面を綺麗にカットする事無く積み上げられた石垣だ。
戦国時代、急場に作られた砦や城に使われた手法だ。

僕と弟のルークでこの石垣に使う石を1k程離れた所から運んだのだけれど、これまた大変だった。
ルークと一緒に石場に行って手頃な石を探す。
それを肩に担ぎ家までの道を何往復もする。
いびつな石を肩に担ぎ山道を歩くのは非常にこたえる。
何往復かした時だった。父親がふらりと現れ、石を担ぎ始めた。
それも60キロはあろうかと思われる石。
驚いた。60は過ぎているだろう父がそれ程の力持ちとは…
驚くやら情けないやら。
父ちゃん…いつも酔っ払ってばかりじゃ無かったんだねぇ…
情け無い父ちゃんが、見直された瞬間でもあった。
僕とルークは2人30キロ程の石を担ぎ何往復しただろう…
朝早くから昼までかかり運び終えた。

昼食を取り、今度は階段造り。
建築現場でのアルバイトがここでは役に立った。
目見当で石を積もうとする父ちゃんに、水糸を使用した水平の取り方を伝授。
それから、モルタルと砂と水の割合も伝授した。
あっという間に階段と敷石は完成し、最後にルークと2人サインを入れ、
水浴び場へと向かった。

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2006.07.04 Tue

フィリピンで人気の日本食 [フィリピンGuinang]
毎回、日本ならではの保存食品を少しずつ持って行く事にしている。
味噌であったり、カレーであったり、ふりかけであったり。
食べた時にどう感じるのか、すごく興味があった。

味噌汁とカレーの評判はイマイチだった。
おいしいと言ってくれるのだけれど、食が進まない。
一番人気はふりかけだった。
ただ、人気の意味が少し違う。
ふりかけは無論、ご飯にかけて食べるものだけれど、
手の平に少量出し、舐めるのだ。
特に若い人に人気だった。

米を作っているのだから、味噌なんて良いなぁと思うのだけど、
やはり口に合わないのだろうか?
次回は、鮭トバでも持っていってみようかと思っている。

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2006.06.29 Thu

フィリピンの温泉 [フィリピンGuinang]
ギナアンから歩く事40分位だろうか?
温泉が沸いている村がある。
入れる温泉があるのかどうかは定かでは無いが、
温泉の湯煙やら、硫黄の匂いが立ち込めている。

初めてギナアンを訪れた日、酒好きの父さんと一緒にここへ来て、
タプイというどぶろくをご馳走してもらった。
白く濁っており、カップの底には籾殻に包まれた稲が柔らかくなり沈んでいる。
ひとしきり、この酒を飲んだ後ゆっくりと家路を辿るのだけれど、
夕暮れ時、心地よく帰ってこれた。
その晩は、深い眠りに落ちた事は言うまでも無い。


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2006.06.27 Tue

豚小屋は本当に汚い [フィリピンGuinang]
豚は綺麗好きと良く言いますが、
ここの豚は少し違います。
というのも、環境がそうさせるのであって、
豚が汚い場所を好むとかいう訳ではありません。

ボントック周辺の村では、豚小屋をそれぞれの家で持っています。
といっても、庭先に石垣で作られた豚小屋があるだけです。
山間部なので、土地にも限りがあります。
そういう訳でカリンガなんかとは違い、
豚を放し飼いにする訳にも行かない訳です。

この豚小屋ですが、非常に汚い。
何故かというと、手入れというものを殆どしないからなのですが、
豚が膝あたりまで埋まっている事もしばしばです。
内容物としては、豚の糞尿。
それから、この豚小屋は高齢の方々のトイレとしても活躍しており、
そういったものが積もり積もって行く訳です。

何とかならないものかと、いつも思うのだけどどうにもならないようです。
豚の衛生上かなり問題だと思うのですが、どうなのでしょう?
小屋も狭いので、豚が肥えるには絶好の条件とは言えます。
ただ、運動らしい運動もしていないので、
脂肪が多い豚になってしまいます。

カリンガの豚は放し飼いが殆どなので、
贅肉のついた豚は見かけません。
どちらかというと、小振りの豚ばかりです。
でも、肉の味はカリンガの豚の方が数段おいしく感じました。

調理方法はボントック周辺の方が裕福な分、
おいしい料理にはありつけます。
カリンガの調理方法は、ほぼ塩だけなので大味になりがちです。
一長一短といった感じですね。

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