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失われていくKalingaの文化
カテゴリ: フィリピンKalinga / テーマ: フィリピン / ジャンル: 海外情報
いつもKalingaに入る度に感じるジレンマがある。
10年前よりも5年前。5年前よりも今。
確実にKalinga族の文化は失われている。
BontocやTabukなどの大きな町に近くなればなるほど、
それは如実に感じられる。
もうどうにもならない所まで来てしまっているのだろうなぁと感じる。
10年前、アンボイと話した時50年後もここは変わらないよ。
そう彼は言っていたけれども、この10年で急激に変化をとげた。
村に電気が通り、教会が経ち、道路が敷設され、バイクやジプニーが走るようになった。テレビにDVD今では何でもある。
村のそこかしこに投げ出されるプラスチック製のゴミ。
古くから伝わる住居は壊され、トタン屋根やコンクリート製の家が建ち始める。山岳宗教やシャーマンに代わり教会での礼拝が主流になった。ノーズフルート(トゥガリ)を若者が演奏出来なくなった。
子供たちをBontocやBaguioの学校へやる事がステータスとなり、
親兄弟達は金の工面に追われる。
否応無しに物質社会の波がここに押し寄せてきている。
以前は余剰米を売り僅かな現金を得る程度だったものが、
現金収入が目的の生活へと移行しつつある。

「異文化との接触を好まず、奥地で孤立して暮らす部族たち」
元はそうであったはずの人々が段階を経て文化を失ってゆく。
3000年もの間暮らしを脈々と受け継ぎ暮らしてきた人々。
そこには、私たち同様彼らなりの文化がある。

先進国の技術や資本主義がどんなに優れているとしても、
それが他国や他民族の幸せになるとは限らない。
何処まで行っても自己文化を正当化し他文化との比較をする。
他文化を理解するという事は自己文化の基に他文化があるのではなく。ただ、他文化に触れ理解し飲み込んで行く事なのではないだろうか?そこで初めてその文化の幸せというものを心身共に理解するのだと思う。

しかしKalingaはもう手遅れなのじゃないかと感じる。
今は彼らの文化が少しでも保存され、
形を留めて行ってくれることを願わずにいられない。

もし何かをKalingaへ伝えたいと思うのであれば、
まず水田で共に働き道無き道を米を担ぎ歩いてみて欲しい
動物の命を自分で奪い生きる事の意味を感じてみて欲しい
自然の中で意図も簡単に奪われて行く命について考えてみて欲しい
彼らに伝える事で何が失われ、
暮らしがどう変わって行くのか考えてみて欲しい
そうする事で本当に何が必要で何が必要ないのか。
見えてくるのではないかとそう思う。
50年後の彼らが今と同じように優しく笑っていられるように、
良い隣人であるようにと思う。


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Edit / 2008.10.26 / Comment: 0 / TrackBack: 1 / PageTop↑
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