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谷に落ちた親友
カテゴリ: フィリピンKalinga / テーマ: フィリピン / ジャンル: 海外情報
マニラから北に一日程度行った所にマウンテンプロビンスという州があり、そこの州都のBontocからさらにジープニーで2時間半くらいの所に、
友人のFrancisが住んでいる。

彼の住むTingliyanという村は、ネイティブとは言えないまでも、
山間部に水稲作を営むという、ほぼ自給自足の生活で生計を立てている
所である。(この周辺の村の殆どはそうであるが・・・)

そんな彼の仕事はツアーガイドで、主にヨーロッパからのツーリストに、ネイティブな生活やカリンガ族の文化などを見せたり、案内して生計を立てている。
彼の生活スタイルはというと、平日は何となくBontocの街でツーリスト探しをしたり、Tingliyanへ戻ったり。
週末が勝負時なので、週末はHotelが開く朝6時頃からレストランなどで待機してツーリストを探し案内する。

僕が二度目に渡航した、2000年。僕はフランシスと再会し定食屋で一杯やりながら色々な話をしていた。
この土地の政治状況や、僕が居ない間に起こった色々な事を聞いたり、
僕も日本でどのようにして過ごしていたかなど...
そんな会話の中で、フランシスがボツリと言ったのが、
去年バスの転落事故にあって、一週間昏睡状態だったというのである。

BontocからTingliyanまでの道のりは、無論舗装などされておらず、左側は崩れやすい急斜面。常にポロポロと小石や土が落ちてきている。
右側は落差100メートル以上はあろうかと思われる、断崖絶壁。
崩落事故などが頻繁に起きる地域である。
僕も数時間違いで、崩落事故を免れた事があるがここに行く以上は万が一巻き込まれのたれ死んでも仕方が無いと覚悟を決めている。
そもそも、ここを車で走る事事態慣れるまでは生きた心地がしない。

彼はツーリストを得られず、BontocからTingliyanへと帰ったのだが、
途中前日の酒が残っていた運転手がかなり速いスピードで、
道路から谷へ転落したのだという。
フランシスはもしもの為に、通常ジープニーの客車には乗らず、
屋根の上に乗車する。
(二日酔いで運転するドライバーがかなり居る。)
キャリーにつかまって荷物と一緒に揺られて行く訳だが、
これだと、万が一事故が起きた時飛び降りる可能性が残される。
彼はこの日もキャリーの上に乗っていたのだが、あまりのスピードで
転落した為飛び降りる間も無かったという。

彼はその後ヘリコプターで救出されたものの、
一週間の間、遠いBaguioのベッドで意識を失ったままだったらしい。
目を開けた時家族の涙する姿があって、
説明されるまで何があったのか思い出せなかったと言っていた。
『あの日に限って運転手と話をしなかったんだ。いつもは話をして、運転手のコンディションを確かめるんだけどね...』

その後僕たちは彼の無事を祝って乾杯し、彼の命がある事に感謝した。
Edit / 2005.07.14 / Comment: 2 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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