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ダム建設とその影響
カテゴリ: フィリピンKalinga / テーマ: フィリピン / ジャンル: 海外情報
Chico riverのダム建設について記事が無いか調べていると、
同じようなダム建設に反対する記事を幾つか見かけた。
どれもNGO団体の記事だったのだけれど、
かなりヒステリックに感じられた。
野党の質問のようである。
兎に角悪い部分を見つけて、声高々に叫ぶ。
そうしなければ、国は動かないからなのだろうか?

カリンガ州及びBontc州は、
山が連なっており発展という意味においては、
非常に発展しずらい場所で、実際生活している人々は、
ここは50年経っても変わらないよ。
そう言う程である。
この地域に住む大半はIgorot族であり、
彼らの殆どは、山の合間の僅かな平野部分、
又は棚田を作って生計を立てている。
米が豊作だった年は家族が食べる以外の余剰米を売ったり、
道路補修をしたり、民芸品を作ったりして現金収入を得る。
Bontcは州都であるが、ここから離れれば離れるほど農民の割合もまた
高まる。

この地域の電力は十分にあるとは言えず、また電力供給状況も良くない。(しょっちゅう停電する。)
Kalinga州では配電されていない。
(Tingliyanはジェネレーターによる発電。)
また、人々の収入に対して電気料金が高いという事も言える。
つまり、どこかに電力や配電する施設を将来作らなくては、
絶対量は足りないという背景はあると思う。

もしダムが建設された場合、今ここで生活している人々は
どういった影響を受けるのだろうか?
山岳地帯なだけに、水を引けないといった水田が出てくるだろう。
それらの人々が、離農したとしても次に着ける職が無い。
代々受け継いできた土地から離れなければならない。
新しく水田を作るにも急峻な斜面に水を引ける場所が残っていない。
何より僕が思うのは、この地域は『世界8番目の不思議』と言われている
世界遺産Banaueのライステラス(イフガオ族)よりも原始的な生活をしているということ。
ダムが出来ることでそのライフスタイルが加速的に失われる可能性があるということだ。

Bontocは州都でもあり、人口も多い。週末になれば多くの人々が周辺の村から集まってくる。したがって、物質的にはかなり満たされた状況ではある。
しかしながら、Kalinga地方はほぼ農耕で生計を立てており、電気や水道、ガスといったものも完備されてはいない。

Chico riverのダム建設が中止された事は、
Igorotの生活体系を残す上で非常に重要だったのではないのかと思う。
僕が会った人の多くは物質社会に強い憧れを持っているし、
豊かさや便利さに憧れもしている。
少しでもIgorotの社会が純粋なまま残ってくれたらと思うのは僕のエゴなのだろうか....
今も別の土地で続く第2、第3のダム建設。
出来たら他の場所へと強く思わずにはいられない。
Edit / 2005.07.03 / Comment: 0 / TrackBack: 0 / PageTop↑
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